2011年2月18日金曜日

相思相愛の時間を思いだす

今日も、いろいろ用を済ませつつ、こころは、やはり「テテ」の
ことばかり、思って過ごしていました。テテがいないのは、頭で
分かってても「テテちゃん!ただいま~!キキちゃん・・」と
いう順番の習慣が変えられず、自分の声に、驚いてみたり・・・

いないことは、重々わかっているのに、座り込んで、テテのいた
ゲージの中に、テテのおもかげをながめてみて、我に返ったり・・

部屋のあちこちに、テテがかじった跡をみつけては、思い出したり
そりゃ、5年間、めいっぱい、のかるて国で過ごしてくれてたわけ
ですし、それはそれで「当たり前」のことですが・・

ほんと、いろいろ思い出すものだと、改めて思っているところです。

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キキは、少し落ち着いてきました。

というより、日中一羽なのが、どうも、慣れないようで、音楽やテレビ
の力を借りているのですが、そんな「子どもだまし」なことよりも、
やっぱり「誰かと過ごしたい」のか(当たり前だけど)すごーーーく
べたべた、べたべた、したがっています。

・・・その加減もエスカレートして、発情加速傾向です。

時期的には、いたしかたがない、とは思うものの、あまりに極端な
感じなので、寂しい気持ちの反動とか、落ち着かない気持ちから
来る傾向かもしれないなぁと、思ったりもしています。

時間をかけながら、策を練らなくては。

で、Kちゃん。

テテが「いない」ということが、Kちゃんなりに理解したようで
テテがいるかどうかというような、覗き込み方は、しなくなり
ました。これまでは「テテちゃん、おはよ~!」と声かけたり
してたんですけどね。何だか、Kちゃんなりに感じてるのでは

と思います。

そうそう・・・

私が、テテがいた部屋に、入り、数秒テテのことを考え、用を
済ませて、Kちゃんの前に、フツーに戻ってきたつもりでも・

私の顔をじーっとみて「ママ、Kちゃんいるから大丈夫よ。泣かないで」
といいます。泣いてません。Kちゃんの前では、感情のまま、悲しい顔も
しないようしてるにもかかわらず。

「ママ、にこっとして!」と、続けたり、ぎゅっとしてくれたり。

何かKちゃんなりに、わかるのかなぁと思うと、何だか、恥ずかしいような
申し訳ないような、すごいなぁと思うような、気持ちになったりしてます。

Kちゃんには、テテのこと、今日、初めて話しました。

お星様になってしまったこと。るっちゃんのそばの、土の中で
眠っていること。もう会えないけど、寂しくないよ、など

そんなことを話したら、じーっと聞いて「わかった!」と笑顔。

・・・たぶん、リアクション的には「通じた」とは思えないけど
「ただならぬ感じ」というのは、Kちゃんなりに分かってるのかな
と思います。

ダメママぶりを、露呈するようで、恥ずかしいのですが・・・

キキにも、Kちゃんにも、そして、テテや、るっちゃんにも
育ててもらってるのは、私の方なんだなあと、反省しました。

いやいや、ありがたいなと思います。

みんなのおかげで、今日も、何とか過ごすことができたんだなぁ
と、また、そんなことを思ったり。

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悲しいというより、ほんの少し前まで、抱っこしていたはずの
テテが、今、目の前に存在していないという、事実を認めるのに
時間がかかっているのは事実ですが・・・(寂しいに近いのかな)

何と言うか・・・

テテと、相思相愛(になったと思えた)この2ヶ月ちょっとは
とてもとても、幸せで、楽しかったなぁとも、思っています。

それまでのテテは、クールで、自分勝手で、そこがテテらしい
とはいえ、私たちの思いとは裏腹に、タマゴタマゴタマゴと・・

寝てもさめても、タマゴ三昧で、そのけなげで、ひたむきな
ところは、こちらも、感動を通り越して、完敗してしまう
圧倒感でしたが、なかなか、分かり合う時間も持てぬまま

私達が構ってほしいときにも、タマゴタマゴ・・・

テテが構ってほしいと思ってくれたときには、妊娠、出産
夫の転職と、大騒ぎで、なかなか、共に分かつ時間が十分
あったかといえば、なかなか、微妙なことも多かったかも
しれません。

でも・・・・・・・

皮肉なこととはいえ、病気がみつかり、残された時間を思うと
何により「テテ」が家族の最優先事項になり、起きたらテテ
帰ったらテテ、寝る前にもテテと、一日中、テテでいっぱい。

テテの体が、日に日に弱っていくのをみるのは、本当に
辛かったし、その事実を受け止めることより、「何とか
治せないんだろうか?」と、そっちに気持ちがいったり

それなりに葛藤がありましたが・・・

ここ2ヶ月は、テテも、私たちに、十分よりそってくれたし
こちらも、テテと、できうる限りの時間と、気持ちをめいっぱい
分かち合うことができたことは、何よりの宝物になりました。

まだ、もっと、できることがなかったか?といえば
100%とはいえないかもしれませんが・・・

思い出しても、毎日、毎日、テテを抱っこして、たくさんの
歌を歌い、話をし、テテがどれだけかわいくて、賢くて
おりこうさんかを、言い聞かせ・・・

本当に、幸せな時間だったなぁと思います。

テテに、感謝感謝感謝、そして、感謝です。

まだ、こころがいい状態で、落ち着くには、時間が必要だと
思いますが、こういうふうにテテと出会い、暮らせたこと

ありがとうと、声を大にして言いたいです。

テテにも、ちゃんと通じてるといいなぁと、思います。