2008年8月31日日曜日

ありのままを受け入れること

「のかるて」に夫が書いてくれたように・・・

ルチの白内障を、そして老化や、ルチ自身の身体の変化に
よる不安を、ありのままを受け入れる事、今の私ができる
最大のことは、まずはそれからだと思ってます。

正直、命がつながること(致命傷になる症状でなかった事)
というのは、何より心強いことだったし、今まで、すでに
長い間(来月で14歳半年になります)一緒にいてくれる事を
考えると、私が多くを望むこと自体「贅沢」なんだけど・・・

これまでルチと何度も目を見合わせてきた、そんな瞬間に
ルチの目に、私が写らなくなっていくこと、父をじーっと
見つめるルチの視線が大好きだったけど、それも今後は
見られなくなるかもしれないと思うと・・

やはり、涙が止まらなくなってしまいます。


感情的になりすぎるのは、全然よくないと自省するものの、
これまでのルチとの思い出や、これからの事を思うと・・

本当の意味で、ありのままを受け入れ、そしてこれからに
気持ちを軌道修正するには、私自身時間が必要となりそう
ですが、それでも前向くしかないと、今は思ってます。

実際、事実を脚色せず、そのまま受け入れることが人生で
難しいことの一つだと、私は常々、思うのですが・・・

ルチの、これからの生活にあたり、見えなくなっていく事に
対する物理的なケアもだけど、それ以上に、見えなくなる事
への、ルチ自身の心理的不安の解消をどうすべきか???

常にベストの答えなんて、あるわけない。でも、
あれこれ、余計なことまで考えてしまう私です。

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数ヶ月前から、もともと甘えん坊な性格に加え、さらに
ルチの甘え度合いが加速してるなぁって、思ってました。

ルチの周囲の環境を極力変えないよう、心がけてても、
全く変わらない生活を送ってもらう事なんてできない
ので、その甘え具合を、外の変化のせいかもしれない

そんな風に思ったこともありましたが・・・

白内障の進行で、ルチ自身、前とは違う視界の変化に
そのくらいから不安でいっぱいだったかもしれません。

(高齢の為、これまでも、そしてこれからも、症状の進行は
やや緩やかだと思われるとの事ですが、いつ時点まで、
ルチに視力が維持できるか、それは誰にも分かりません)

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これから出産を控えてる私としては、どうしても物理的に
体があかない時期も出てくるし、家族みんなでケアしても
それがこれまで以上に行き届かないこともあるかもだけど
(それに対して、とても申し訳なく思うところがあります)

神様は、私に乗り越えられない難問を突きつけることは
絶対ないし、今回もルチの命がをとられる事と比較したら
全然たいしたことはないと思うしかないんですが・・・

今回の事を、私自身どうしたら心から受け入れられるのか?
何を学ぶべきか?等、当分考えてしまうかもしれません。

考えて、理詰めで納得したがる性格そのものを、変える、
そんな好機にせよ!という事かもしれませんけどね(^^;

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ルチの写真も、これまでのように撮る事、
載せる事はしなくなるかもしれません。

(光の具合で、白色部分を目立たないものを
使用することはあるかもしれませんが・・・)

毛引きの傷も公開するのに、随分勇気が要ったけど、
ルチの目の色の症状が、完全に分かるものをアップ
することは、それ以上に、私の中で「敷居」が高い
そんな気はしています。

いい機会なので、ブログをやめてしまう事も考えました。
(ここしばらくは、ずっと不定期更新ですし。汗)

でも、ルチが元気でいることは、どこかでルチの事を
思って下さってる人に、少しでも何か感じて戴けたら
それはとても嬉しい、すごい事だと思うし・・・

やめることは、いつでもできるのなら、どういう形で
あれ、もう少し続けていければと、今は思ってます。


ルチのことになると、他のこと以上に、取り乱して
なかなか平静を保てないダメダメ世話係りですし・・・

見えなくなっていくことへの不安が、あるかは分からない
けど、視界が白くなっていき不安という心情は、できれば
ルチに、体験させたくなかったけど・・・
(矛盾してても、それでも長生きして欲しいけど)

まずはルチと出会えた事、そして、こんなにも長く
私の元で過ごしてくれている事に心より感謝しつつ

これまで以上に、一緒にいられる時間を、大切に
過ごしていけたらいいなと、思います。


と、ながーい独り言に、お付き合い
戴き、本当にありがとうございます。

泣き言言ってるより、ルチが見えてる間に、もっと
たくさん見つめあえるよう、そして笑い合えるよう、
そっちに心を砕きたいと思います。

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■補足■


ぱっと見ただけでは分かりにくいですが・・・

片方は、瞳孔部分がかなり白っぽくなってますが
もう片方も、随分、白くなってきてました。

実は、気づいてたんだけど、せめて片方は、白内障
じゃないといいなと思ってしまい、「両目ともかも
しれない」と前回、ブタイウラに書けなかった私。

写真で見ると、分からないかもしれませんし・・
裸眼でも、光の加減では分かりづらいですが・・

少しずつ進行してるのは、間違いないと思われます。

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アルビノやルチノー種の長寿インコちゃんと暮らしてる
お世話係りさんから「うちのコ10歳過ぎたら、目の色が
変わってきたのよね」と以前、何度か聞いたことがあり

その時は、あまり意味が理解できてなかったけど・・
(ルチも、若い頃から見ると、色が薄くなってたけど)

それは、少なからず、白内障の進行と関連があって、
白内障が進行してしまう前に、たいていは寿命が先に
きてしまい、白内障の診断そのものを受けるインコが
あんまり多くないという現実もあるかもしれません。

(加齢による白内障を発症するくらいまで長寿という
ことは、ある意味、長生き自慢していいのかもです)

防止する方法があるかどうかは、分かりませんが・・

高齢になった時には、これまで以上に気をつけ、早く
気づいてあげられれば、インコズの不安を、それ相応に

ケアすることですることで、少しは減らせるかもしれません。