2008年11月28日金曜日

今思うと、思い当たること

元気だったのに、急な話だったと、書いてますが・・

過ぎてしまって、今思い返すと、いろいろ思い当たる
部分もあるもので、過ぎてしまって、ようやく気づく
というのも、切ないものなんだなって、思います。

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私は臨月の為、一緒に行けませんでしたが・・

夫に、秋の健康診断へ連れて行ってもらった時も
白内障については、猛烈にショックだったけど…
(わかっていても、私がうろたえました)

それ以外、健康だし、白内障になった事が致命傷に
なるわけではないと聞いて、その部分については、
胸をなでおろしたことを思い出します。


それからわずか二ヶ月で、まさか、こんなことに
なるなんて、想像もしてませんでしたが・・・
(想像したくもなかったのですが)

10月は、目が見えないなりに、元気だったものの、
11月に入るあたりで、目が急激に悪くなったようで
何をしてても、落ち着かない様子というのか・・・

ルチが、不安そうな顔をしてる時間が増えたのを、
出産前後の私は、すごく気になってました。

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そして、出産直前。

臨月の検診のとき、「子宮口3センチ開いてますけど
そのまま入院されますか?少しなら外出できそうなので
少し外に出てきますか?」と、お医者さんに言われた時
(すでに10分間間隔の陣痛が来てました)

家に戻って待機ではなく、当然のように、実家に来た私。

理由は「ルチのカキカキが、しばらくできないから」
というのが、一番の理由でした(苦笑)

痛みの波が来るたび「ううぅ~」と、耐えながら、
手にはルチを抱っこしカキカキする姿は、たぶん、
相当、奇妙だったでしょうね(^_^;


今思えば、ルチと本当の意味でゆっくり過ごせたのは、
そのときが最後になってしまったし(結局、夕方まで
実家で過ごしたので、かなり長い時間一緒でした)

その時点で、たぶん、かなり見えなくなっていたと思う
けど、目の動きからいっても、私の姿が見えた最後は、
出産直前のその日だったのではないかと思います。


本当に痛かったので、後日「そのまま入院してれば
よかったよね」と、夫と話をしてたんですが・・・

今思うと、いったん、実家に帰ってて、よかった。
ルチが、私の姿をみて、甘えてくれたのをみれて
本当によかったと、今は思っています。

そう考えると、出産直前を実家で過ごそうと思ったのも
うまい取り計らいができてる話だったのかもしれません。

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そして、出産&退院後。

入院中も、毎日のように見舞いに来る、両親にくどいほど
「ルチはどう?変わりない?」って聞いていたのですが

そのときは、やっぱり元気でしたし、退院後一週間位は
ルチの様子に大きく変わったところはなかったのですが
目の中の白い部分が、拡大し、濃くなっていました。

ルチにとって、慣れた場所であっても、足取りが怪しい
事も多くなりましたし、今振り返ると、私の想像以上に、
見えてなかったかもしれません。


その代わり、音に敏感になっていたようで・・・

足音が聞こえただけでも、誰か分かってたようですし、
声がすると、いてもたってもいられず、そちらの方向
へ、テケテケ、歩いていっていたものです。

(ここ数年、脚力が弱り、立つのもやっとという時期も
ありましたが、最近は、脚力はしっかりしたものでした)

人間も、どこか不自由になると、どこかがその代わりを
するように、感性が増してくるらしいと聞いてましたが

ルチの場合も、やっぱりそうなのかなとか、そんな事を
思いながら、大事に見守っていたつもりでしたが・・・


今になって思うと、あの落ち着きのなさは、目の問題
ではなく、何か、思うところがあったのかもしれない

今になって、そんなことを思ったりしています。

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いろいろ思うことがありすぎるのですが・・・

白内障になったときも、その前に、神経痛が出たときも
結局は、一度も薬を飲まず、そういう意味でストレスを
かけなかったのは、救いなのかなぁとも思ってます。

若い頃、毛引き等で、たくさん薬を飲んでたことや、
年齢的なものからいっても、なるべく、ルチらしく
過ごしてもらいたい(入院はしたくない)など・・

私たちの意向を尊重してくださった、動物病院との
出会いも、とても意味のあるものだったと思います。

そういう先生に会えてよかった。

その時点で、余命がどのくらいか分かってなかったけど
嫌いな薬を無理に飲ませたり、手術をしたり、しなくて
よかったのではないか、とも、ふと思ったりしてます。

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ちょっと書き出すと、とまりませんね(苦笑)

途中、何度も中断しつつ書いてみてたら・・・

自分で読み直してみたら、ものすごい量に
なってしまいましたが(・・・汗)、

どうぞ、ご勘弁を。。。