元気だったのに、急な話だったと、書いてますが・・
過ぎてしまって、今思い返すと、いろいろ思い当たる
部分もあるもので、過ぎてしまって、ようやく気づく
というのも、切ないものなんだなって、思います。
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私は臨月の為、一緒に行けませんでしたが・・
夫に、秋の健康診断へ連れて行ってもらった時も
白内障については、猛烈にショックだったけど…
(わかっていても、私がうろたえました)
それ以外、健康だし、白内障になった事が致命傷に
なるわけではないと聞いて、その部分については、
胸をなでおろしたことを思い出します。
それからわずか二ヶ月で、まさか、こんなことに
なるなんて、想像もしてませんでしたが・・・
(想像したくもなかったのですが)
10月は、目が見えないなりに、元気だったものの、
11月に入るあたりで、目が急激に悪くなったようで
何をしてても、落ち着かない様子というのか・・・
ルチが、不安そうな顔をしてる時間が増えたのを、
出産前後の私は、すごく気になってました。
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そして、出産直前。
臨月の検診のとき、「子宮口3センチ開いてますけど
そのまま入院されますか?少しなら外出できそうなので
少し外に出てきますか?」と、お医者さんに言われた時
(すでに10分間間隔の陣痛が来てました)
家に戻って待機ではなく、当然のように、実家に来た私。
理由は「ルチのカキカキが、しばらくできないから」
というのが、一番の理由でした(苦笑)
痛みの波が来るたび「ううぅ~」と、耐えながら、
手にはルチを抱っこしカキカキする姿は、たぶん、
相当、奇妙だったでしょうね(^_^;
今思えば、ルチと本当の意味でゆっくり過ごせたのは、
そのときが最後になってしまったし(結局、夕方まで
実家で過ごしたので、かなり長い時間一緒でした)
その時点で、たぶん、かなり見えなくなっていたと思う
けど、目の動きからいっても、私の姿が見えた最後は、
出産直前のその日だったのではないかと思います。
本当に痛かったので、後日「そのまま入院してれば
よかったよね」と、夫と話をしてたんですが・・・
今思うと、いったん、実家に帰ってて、よかった。
ルチが、私の姿をみて、甘えてくれたのをみれて
本当によかったと、今は思っています。
そう考えると、出産直前を実家で過ごそうと思ったのも
うまい取り計らいができてる話だったのかもしれません。
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そして、出産&退院後。
入院中も、毎日のように見舞いに来る、両親にくどいほど
「ルチはどう?変わりない?」って聞いていたのですが
そのときは、やっぱり元気でしたし、退院後一週間位は
ルチの様子に大きく変わったところはなかったのですが
目の中の白い部分が、拡大し、濃くなっていました。
ルチにとって、慣れた場所であっても、足取りが怪しい
事も多くなりましたし、今振り返ると、私の想像以上に、
見えてなかったかもしれません。
その代わり、音に敏感になっていたようで・・・
足音が聞こえただけでも、誰か分かってたようですし、
声がすると、いてもたってもいられず、そちらの方向
へ、テケテケ、歩いていっていたものです。
(ここ数年、脚力が弱り、立つのもやっとという時期も
ありましたが、最近は、脚力はしっかりしたものでした)
人間も、どこか不自由になると、どこかがその代わりを
するように、感性が増してくるらしいと聞いてましたが
ルチの場合も、やっぱりそうなのかなとか、そんな事を
思いながら、大事に見守っていたつもりでしたが・・・
今になって思うと、あの落ち着きのなさは、目の問題
ではなく、何か、思うところがあったのかもしれない
今になって、そんなことを思ったりしています。
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いろいろ思うことがありすぎるのですが・・・
白内障になったときも、その前に、神経痛が出たときも
結局は、一度も薬を飲まず、そういう意味でストレスを
かけなかったのは、救いなのかなぁとも思ってます。
若い頃、毛引き等で、たくさん薬を飲んでたことや、
年齢的なものからいっても、なるべく、ルチらしく
過ごしてもらいたい(入院はしたくない)など・・
私たちの意向を尊重してくださった、動物病院との
出会いも、とても意味のあるものだったと思います。
そういう先生に会えてよかった。
その時点で、余命がどのくらいか分かってなかったけど
嫌いな薬を無理に飲ませたり、手術をしたり、しなくて
よかったのではないか、とも、ふと思ったりしてます。
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ちょっと書き出すと、とまりませんね(苦笑)
途中、何度も中断しつつ書いてみてたら・・・
自分で読み直してみたら、ものすごい量に
なってしまいましたが(・・・汗)、
どうぞ、ご勘弁を。。。