ふと、あるエピソードを思い出したので、書きますね。
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ルチは、私が一人暮らしの時に一緒に暮らし始めたことは
すでに書いてますが、諸事情で、実家に戻る事になった時、
引越しの手はずの関係で、ルチを先に実家に帰しました。
実家に帰した、と書いたものの・・・
ルチにとっては、何度か、一緒に帰省したとはいえ
実家ではなく、新しいおうちだったと思うんですが
実家で、一緒に、インコズのお世話をしてきた母も
いたので、ルチにも、その事情をよく言い聞かせ、
しばらくの間、私と、離れ離れになったのでした。
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ですが、先に、ルチ欠乏症になったのは、私(たぶん)
ルチは実家にいると、頭でわかってても、家に帰った瞬間
どこからともなく、ルチの声がしたり・・・(幻聴?!)
家の中の、黄色の物体をみると、反射的に「るっちゃん?」
って思ったり、自分で、何度となく苦笑する日々でした(^^;
そんな私の清涼剤は、夕方、実家へ電話をして、母に
「今日のるっちゃん」の状況を聞き、そして、ルチの
生声を、電話越しとはいえ、聞けること。
自分で「るっちゃん、ママよ~」って言いながら、
電話越しじゃ、私の声なんて分からないだろうな
って、どこか、寂しく思っていたんですが・・・
とある日の夕方、ルチを放鳥し、そろそろ、私からの電話が
かかってるな時間だなと思い、母が、ルチをみてみると・・
ルチは、真剣な顔して、テレビのリモコンに、クチバシを
こすり、熱心に話しかけてる様子だったそうです。
そんな光景を見た、母は「ん???」って思った
そうですが、どうやら、ルチの中では・・・
「この黒い物体の中から、ママの声がしたっぴね」
と思って、話しかけてるらしいことが判明しました。
ルチったら、そんなこと考えてくれてたんだぁって、
電話越しに聞き、思わず、じーんときちゃった私
でしたが、どうして、リモコンかというと・・・
当時の電話の子機と、リモコンは、確かに
そう言われてみると、そっくりだったし
夕方、電話がなると、必死にリモコンへ走って
いって、同じように話しかけていたらしいので、
ルチは、どうやら、リモコンを子機だと勘違い
してたようです^_^;
・・・そんな、そそっかしいところも
やっぱり、大好きよ、るっちゃん(笑)
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その後、私が実家に戻ってきて・・
電話も代が変わって、子機も変わって・・・
携帯が普及してきて、いつのまにか、
ルチも、リモコンに話しかけるなんて
しなくなっていたけど・・・
そんな時代を感じさせる、エピソードがいっぱい
あります。今思うと、すべてが、宝物なのかなぁ。
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↓は、弟の携帯撮影分の、うとうと、るっちゃん。
ちょっとボケ写真だけど・・・
ちょうど、今時分の、二年前の写真。
天国でも、ぬくぬく、ニコニコで
過ごせてるといいなと、思います。